木と冬について
木と冬は関東近郊にあるウェブサイトを作る小さな会社です。法人向けには主にコーディングを、個人向けにはウェブ制作に加えて細々なデザイン業務を行なっています。
わたしたちは「何をするか」と同じくらい「どう在るべきか」を大切にしています。人間には「仕事」と「生活」の2つが必要です。どちらかが損なわれないようにさまざまなルールを作っています。このページではそのルールについて説明しています。
できること
- HTML/CSS/Javascriptのコーディング
- 多様なブラウザを考慮したレスポンシブのコーディング
- Wordpressのテンプレート制作
- Shopifyや各種ASPサービスを使用してのECサイト制作
- 環境に配慮した軽量なウェブサイトのデザイン・コーディング
制作実績
お気軽にお問い合わせください。制作したウェブサイトのリストをお送りします。
考えていること
灯り
ウェブサイトは「場所」だと捉えています。一方的ではあるけれど24時間365日、誰もがどこからでもアクセスできて誰かの言葉が書かれている。ウェブサイトを作るということはインターネット上に明かりを灯すことだと思っています。誰かの書いた言葉が公開されていることには、村に明かりが灯って気配を伝えているのと同じような感じを受けるのです。また「シンプルなコードで情緒的に情報を伝える」を木と冬の指針としています。シンプルなコードであることはコンテンツが主役であることを表し、情緒的であることは人間の気配を表します。その存在から発せられるメッセージをも作ること。これが木と冬で試していきたいことのひとつです。
質
実装者はコンセプトに関われるような立場ではないことがほとんどです。しかし、プロジェクトごとの世界観や目指したい世界を積極的に表現に落とし込む姿勢は常にもっていたいと思います。依頼された方やデザイナーの意向を偏見なく受け止め、器になったつもりで最善を尽くします。ストレスなく見てほしいという想いから時には厳しいパフォーマンスのチェックもします。インターフェース上での摩擦を減らすことは実装者の最大の目標です。通常その努力は外側からは見えませんが、見えないところまで神経を尖らせて制作をすることでより質の高いウェブサイトができあがると信じています。
また、コーディングの仕事はデザインの仕事でもあります。ウェブサイトの最終成果物はコードといくつかのアセットのまとまりとなるように、エンジニアリングでありながらデザインとは切っても切り離せません。コードとデザインの関係は追求する意義のあるテーマであり、木と冬は「デザインを支えるエンジニアチーム」としてデザインへの敬意を表しながらコードを書いています。
責任
世の中はますます複雑になっています。整理整頓の価値観が広まって持ち物を見直したり、情報や通知音から逃れるためにデジタルデトックスという考え方も広まっています。物や情報は意識的に生活の外に追いやらないといけないものになってしまっているのです。反面、ウェブサイトを作る仕事は必然的に情報を増やす仕事でもあります。そのウェブサイトを作ることが社会に悪影響を及ぼすと判断した場合には、もしかしたらお断りすることもあるかもしれません。デザインが欺瞞を生み出しうるように、情報もひとつ間違うと社会に、あるいは個人に大きな影響を及ぼします。その一端を担っていることを自覚してどのように情報を扱うべきかを考え、社会の一員としての責任を問うていきたいです。
在り方
ウェブサイトは自由であるがゆえに表現と広告と道具のあいだで揺れ動いています。どこかの誰かを傷つけるようなものでなければどのような在り方も肯定したいと思いますが、木と冬では「人間が生きる社会の中でのウェブサイトの在り方」を積極的に考えていきます。大げさに言えば、人間とテクノロジーの関係を社会の変化に合わせて編み直していく試みの試みです。たとえば情報を伝えることに特化した道具としてのウェブサイトや、ミニマルなコードで最大限の想いを伝えるウェブサイトを目指してもいいかもしれません。できるだけ電力を消費しないよう通信量を抑えた作り方をするかもしれないし、ウェブサイトに訪れた人が苦い気持ちをもたないように配慮することもひとつの方法です。その時々で変わる条件や環境を風見鶏のように察知して微調整をしながら、その思考の結果をコードに落とし込んでいくことが目標です。
会社概要
名称 | 株式会社木と冬 (Kitofuyu Inc.) |
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設立日 | 2021年12月7日 |
資本金 | 300万円 |
代表者 | 藤原慎也 |
営業時間 | 10:00〜18:00 |